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にしかたの昔語り

大鳥居神楽



                      
 平成18年1月1日、村山市山ノ内の大鳥居にて、地元に伝わる神楽舞を見学しました。
 言い伝えでは天正年間に始まったと伝えられています。代々地区のI家に獅子頭、衣装、楽器(笛、太鼓、ビンザサラ)等が伝えられてきました。昔は他にひょっとこ、おかめ、鳥刺舞、和唐内舞などがありましたが現在は獅子舞だけが伝えられています。演目は四方固、幣束舞、錫杖舞の3つのはずなのですが、どれがどの舞かは不勉強でわかりませんでした。
 見学するまでは、神にささげる神聖な踊りをイメージしていたのですが、実際は神人ともに楽しむような踊りでした。勝手な推測ですが、昔、葉山の山伏がめでたい席で神様にこのような楽しい踊りをささげて神人ともに楽しんでいたのではないのでしょうか。
 今回はビデオで撮影をしてきたのでそれを紹介します。一人で行きましたので写真とビデオの両方の撮影はなかなかできませんでした。画質は悪いのですが、楽しい雰囲気は伝わってくると思います。
 下に紹介する写真は神楽の頭です。
参考文献 『横山芳明写真集「続・山形の祭り−伝統に生きる民俗芸能−」』 横山芳明 藤庄印刷 2004
       「山形県の獅子舞」 佐藤源治 獅子玩具館 1982年