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にしかたの昔語り

熊野神社若水取



 元日深夜,年越し祭での元旦最初の神事です。この若水には神聖な力が宿るとされております。
 熊野神杜の「おくまんさまの若水汲み」は、昔は25歳の年男がつとめましたが、今は39歳の厄年の男が執り行っています。
 戦前までは旧暦2月8日の花納めの時の小正月行事でした。
 正月午前0時に、新火の儀の後、年男一人が新火でつけた松明を持ち、年男一人が水玉と杓子を三宝に載せて井戸前に立ち、明けの方に向き「神の心を汲みまする。」と言って、一礼して若水を汲み、拝殿入□まで持参します。
 汲み役は「この水はただの水ならず、熊野山の湧き水なり、これを熊野の神前に供えよ。」、また供え役は「かしこまってそろ。」
 と各々口上をのべて神前に供えます。
 なお、江戸時代は、若水を新庄藩谷地代官所で行われる庄屋たちの新年会の茶会の水として、当村庄屋が持参する風習があったと伝えられています。
                若水全景
                       大晦日夜,湧水ははらい清められて新年を待ちます。
                若水汲み
                          年が明けると,汲み役が湧き水を汲みます。
                若水の授受
                 拝殿にて若水の授受があります。
                 汲み役「この水はただ水ならず。熊野の霊水,延命長寿の水なり。これを熊野の神前に供えよ。」
                 備え役「かしこまって候。」
                神前に供えて
                      若水が神前に供えられ,新年のおまつりが始まります。